ワークショップ概要
ときがわ町の位置する埼玉県西部では、ユネスコ無形文化遺産に登録されている伝統的な和紙「細川紙」の生産が盛んに行われています。このワークショップでは、和紙工房「手漉き和紙たにの」を営む埼玉県伝統工芸士・谷野裕子さんのレクチャーのもと、和紙づくりを収穫から完成までお楽しみいただけます。
このワークショップは、収穫・かしきなどを行う12月、かしき・皮引きなどを行う1月、皮引き・紙漉きなどを行う2月の3回に分かれています。ぜひ参加し、和紙の優しさや温もりを体感しましょう。
ワークショップ日程
和紙づくりの全ての工程を体験いただけるよう、11月・12月・1月・2月の回に分かれております。ぜひ各月1回、全3回ご参加ください。なお、紙漉き体験は全ての回で実施しており、漉いた和紙はお持ち帰りいただけます。
※希望者は1,000円でオリジナルランチを受け付けられます
ユネスコ無形文化遺産 和紙「細川紙」について
和紙の原料は楮(こうぞ)という植物です。楮の皮を加工したものにトロロアオイというオクラの仲間を混ぜて作ります。原料の栽培から紙漉きまで約1年を必要とし、大変手間のかかるものなのです。しかし、和紙は現在主流のコピー用紙と比べると非常に長持ちであり、1200年以上前の和紙が現存している例もあります。
ここで作られている和紙は埼玉県北西部で生産が盛んな「細川紙」です。岐阜県の「本美濃紙」、島根県の「石州和紙」とともに2014年11月にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。
1日の流れ ~11月~
和紙の原料収穫、紙漉き体験を行います。
● 原料収穫
和紙の原料を収穫しましょう。
農場で、トロロ葵を収穫します。
畑から掘り出しましょう。
● 昼食
ときがわの旬の食材をお召し上がりください。
地元ときがわの食材をふんだんに使った美味しいお弁当を提供いたします。
お弁当の中身は各回で異なります。中身は当日までのお楽しみに。 ※(1000円で受付ますのでご連絡下さい)
● 紙漉き体験
上手に和紙を漉いてみましょう。
繊維とトロロアオイの粘液を混ぜたものを水槽から簀桁(すげた)を使ってくみ取り、紙の形にしていきます。完成した和紙はお持ち帰りいただけます。
1日の流れ ~12月~
かしき、皮引き、紙漉き体験を行います。
● かしき
楮の幹から皮を剥いでいきましょう。
釜で蒸したホクホクの楮の皮を、熱いうちに剥いでいきます。
テンポ良く、たくさん剥いでいきましょう。
● 皮ひき
職人の丁寧な作業を体感しましょう。
専用の庖丁を使って、表皮と白皮に分けていきます。
上手に削ると、スルッときれいに剥くことができます。
● 昼食
ときがわの旬の食材をお召し上がりください。
地元ときがわの食材をふんだんに使った美味しいお弁当を提供いたします。
お弁当の中身は各回で異なります。中身は当日までのお楽しみに。 ※(1000円で受付ますのでご連絡下さい)
● 紙漉き体験
上手に和紙を漉いてみましょう。
繊維とトロロアオイの粘液を混ぜたものを水槽から簀桁(すげた)を使ってくみ取り、紙の形にしていきます。完成した和紙はお持ち帰りいただけます。
1日の流れ ~1・2月~
皮引き、紙漉き、紙干しを行います。
● 皮ひき
職人の丁寧な作業を体感しましょう。
専用の庖丁を使って、表皮と白皮に分けていきます。
上手に削ると、スルッときれいに剥くことができます。
● 昼食
ときがわの旬の食材をお召し上がりください。
地元ときがわの食材をふんだんに使った美味しい昼食を提供いたします。
中身は各回で異なり、当日までのお楽しみとなっています。 ※(1000円で受付ますのでご連絡下さい)
● 紙漉き
職人と同じ紙漉きの道具で漉いてみましょう。
簀桁で紙漉きを行います。
落水や市松模様など、様々な種類の和紙を漉いてみましょう。
参加方法について
開催日時
2021年
11/13(土),11/28(日)
12/11(土),12(日),18(土),19(日)
1/15(土),16(日),2/13(日)
※雨天決行、荒天の場合は実施可否を午前7時までにメールでご連絡いたします
集合
実施内容は実施日により異なります。
9:30 集合
12月集合場所: 楮畑
(詳細な場所は追って連絡します)
1・2月集合場所: 手漉き和紙たにの
(〒355-0362 埼玉県比企郡ときがわ町桃木42-1)
15:30ごろ 終了
※終了時刻は多少前後することがあります。
申込方法
持ち物と服装
・汚れてもいい服装
・動きやすい靴
・軍手
・和紙を持ち帰る袋
実施場所へのアクセス
・JR八高線 明覚駅から徒歩約15分
・東武東上線 武蔵嵐山駅からイーグルバス(ときがわ町路線バス)にて「ときがわ町役場第二庁舎前」下車 徒歩約3分
・関越自動車道 東松山IC及び鶴ヶ島ICから車で約35分
運営体制
手漉き和紙ワークショップを運営するプロフェッショナルをご紹介します。
主催:ときがわネットワーク
ときがわを応援するプロフェッショナル集団
建築家、観光科学の大学教授、地域ビジネスプロデューサー、コーティネーター、ときがわ町役場、プロダクトデザイナーで構成されたプロフェッショナル集団。それぞれの得意分野をいかして「ときがわ」のために楽しく仕事をしています。
手漉き和紙たにの 谷野裕子さん
和紙のプロフェッショナル
数十年前に、和紙に惚れ込み「ときがわ」に移住した谷野さんはいまや日本が誇る伝統工芸士のお一人。国内はもとより海外からの相談が連日舞い込むのが楽しいそう。和紙を次の時代に伝えるためにあるゆる可能性を追求。和紙でこんなことができないか?ぜひ尋ねてみてください。
- お問い合わせ
ご不明な点やご質問がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
コロナ対策について
内閣府発行の「体験教室向け新型コロナウイルス対策ガイドライン」に沿って運営をしています。参加者のみなさまからのご協力も合わせてお願いいたします。
参加者のみなさまへのお願い
以下の方は参加をご遠慮ください。
- 体調が悪い方(発熱や有症状者)
- 濃厚接触者で健康監視中にある方
参加時
- 参加前2週間、体温測定をお願いいたします。(受付時にご案内いたしますが、様式は問いません)
- 受付時に、2週間分の体温測定と体調確認を書面にて行います。
- 当日も体温測定と体調確認を実施いたします。
- 特別の事情を除き、マスクの常時着用をお願いします。
スタッフのコロナ対策について
- スタッフは毎日、体温を測定して記録しています。
- スタッフは毎日、症状の有無を確認し記録しています。
- 万一、発熱などコロナの疑いがあるスタッフが発生した場合は、中止もしくは、延期をする可能性があります。
- スタッフは常時マスク着用します。
- スタッフは新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用しております。
施設のコロナ対策について
消毒について
- 施設内に入る時は、アルコールによる消毒、または石鹸と流水で手洗いをお願いします。
- 施設の消毒・清掃は、営業前に必ず行います。
換気について
- 施設内作業は、可能であれば常時解放、そうでない場合は1時間に一度換気を行います。
ソーシャルディスタンスについて
- 立って作業をする場合は、職人と作業する場合をのぞき、スタッフを含む、他のお客様とは基本的には1メートル離れていただけるようにご案内いたします。
- 着座の場合は、1テーブルに座る人数を半分にしておすわりいただます。
食事について
- 配膳はスタッフ1名が行います。
- 配膳スタッフは白衣、マスク、手袋、帽子を着用のうえ配膳を行います。
- 食器などは、手袋を使用して運搬し、他の人が触れないようにします。
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